常識・自意識

前のブログで「心には腐った常識しか詰まってない」と書いた際に常識こそが自意識だなと気づいた。

俺は自分自身の自意識はあまり関心がない。
自意識に対しては
「誰に言ってんだか」
と思っておけば気になることはない。

しかし物語は別。
物語とは自意識を描くことに他ならない。


漫画雑誌を開いて質の悪い漫画を読んでみれば、作者はせこい自意識で世界を支配することばかり考えていて噴飯モノだ。


大ヒットになったような作品にジャンルを問わず共通しているのが、主人公は自意識のしがらみを持たず、他人を自意識から救っている役割を担っている点だ。


それ以外で大ヒットになったような作品は絵がうまかったとか文章が綺麗だったとか道徳的に良かったとか、まぁ二流三流の常套手段で成り上がったに過ぎない作品ばかりだ。